私のようなマーケティング超初心者にはとても理解しやすい本です。
「コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング」西内啓/福吉潤





こんにちは。
かずひろ@印刷屋さんです。

こういう(マーケティングの)勉強もしておいた方がいいだろう、という訳で読んでみました。
よく分かっていないマーケティング初心者の入門編にはちょうど良かったです。
これからマーケティングについて学びたいと思っている方におススメ。

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング


「マーケティング初心者」向け入門書

「コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング」
このタイトルから何となくお分かりでしょうか?

初学者(女子大生)が自身のバンド活動にマーケティングを活用し、夢をかなえる成長物語。
ライトノベル仕立てになっていて、いわゆるお堅い解説書ではない分、頭に入ってきやすいです。

まあ、話としては出来過ぎな感は否めませんが。

対象読者のレベルとしては、「マーケティングに興味はあるけどまだよく分からない。素人の私には難しそう」という人にピッタリです。

最前線のビジネスの現場とかがサンプルになっていません。
身近な、なじみのある題材を取り上げて解説されていますので、とっつき易い。
逆にそれなりに知識のある人にとっては、もの足りない内容なのかな~と思います。

マーケティングを学びたいという社会人の方、多いでしょうね。
最初に本書を読み、次に本格的な参考書などに取り組むのが良いですね。
理解が早くなると思いますよ。


マーケティング初心者には十分な内容

それでも、内容はしっかりしています。
考え方、目指すべきもの、手順、やるべきこと、そういう基礎的な事柄は網羅されています。

マーケティングとは、キチンと実践すれば確かな成果をもたらせるもの、という大前提があります。
私のようなマーケティング素人が取り組むには、まずは何からやらなくてはならないのかを教えてくれます。

けっこう、ためになるというか、なるほど~と納得させられる文章にも出くわします。

  • 「あなたはいったい何がしたいのか?(ビジョン)、そしてなぜそれが重要なのか?(ミッション)」
  • マーケティングとは「可能な限り顧客と社会を幸せにする優れた価値を提供するためのプロセス」
  • 「まず具体的なプロダクトを考える前に、一度本質的なプロダクトについて確認してみたらどうだろう」

他にも多々あります。
素直に勉強になるなあと思えますね。

普段の仕事では、今こなさなければならないことを優先してしまい、なかなかこのようなことを考えたりできません。

どうしても行き当たりばったりになりがちです。

なぜ、自分は今この仕事をしているのか?とか、何を社会にもたらしているのか?とか。

社会に価値を提供できているのかなあ?などということを考えさせられました。


本書の内容を実践につなげるには

本書に従って、ひとつひとつ順を追って着実に進めていけば、素人の自分でもなんとかなるかな?
主人公、絢のようにやりたい夢を実現させることが可能になるかな?
と思えるようになるのが不思議です(進め方、手順がとても丁寧に解説されているから)。

もちろん、これはほんの入り口にすぎません。
当然、この本だけでマーケティングの何たるかを学べた、とは言えません。

この本を読み終えてからが本当に使えるマーケティングを学ぶためのスタートラインに立ったと言えるでしょう。

そして、ひと通り学んだあとは、そう、あとは実践あるのみです。




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